将棋部ニュース:98年号 12月号
昨年の総括は「激動」でしたが、今年は「明暗」とでもいうところでしょうか。
明るいニュ−スは職団戦S級優勝!個人的にはOBの田尻隆司さんがアマ名人獲得!というところですが、一方では社団戦一軍どうするんや?という課題も・・・
来年は「躍進」または「復活」とでもしたいもんです。
(8月)
- ■ 夏合宿、盛大に開催(8/8、9) (^O^)
屋敷師範、女流棋士2名、女性数名ほか合計49名による盛大で華やかな合宿となった。
A級では屋敷師範から金星をあげた野山が優勝、買い控えしていた将棋年鑑をしっかりと手に入れた。
女性が8名も参加してもらったので、このチャンスのがすものかと夕食後のイベントはペア将棋に。
恩恵に預かった男性は8名だったが、全員1回戦で終了でした。
- ■ 全国高専将棋大会開催(8/20) (^^)
いつもリコ−が(というより谷川さんが)審判となって運営しているこの大会、今年も空気の良い静岡県の御殿場にて行われた。
団体戦は3人一組で30チ−ムが出場し、優勝は米長永世棋聖のおにいさんが教諭を勤める秋田高専が優勝。
すぐそのあと個人戦も行われ、八戸高専の田村純一さん(のちに今年のアマ王将戦4位になった)が、昨年の優勝者、武田
俊平さんを破って初優勝。
(9月)
- ■ 田尻隆司さん、二度目のアマ名人に!(9/5−7) \^o^/
準決勝では前アマ名人の桐山隆氏を、決勝では若手学生強豪の吉澤大樹をいずれもひねり飛車で破って優勝、学生時代に一度優勝してから(そのときの相手は現東京リコ−の藤森保)十数年ぶりの快挙。
これでアマ名人を二度とった超強豪は8人めだとか。
試合後のインタビュ−では「以前は私も紅顔の美少年でした」「中年の逆襲です」と、多少の問題発言はあったが(36才で中年なら、わしはどうなるんや、という人続出のため)まあ、今回は許そう。
尚、同時にリコ−現役として出場した野山(大阪代表:5年ぶり5度目)は健闘むなしくベスト8で敗退。涙の自戦記はリコ−HPにて。おっと、田尻氏本人の「奮戦記」もお見逃しなく。
祝賀会は佐藤名人との角落ち記念対局で上京するときに合わせて11/21に行われた。
(角落ち戦も快勝。さあすが!)
- ■ 社団戦3日目:一軍は入れ替え戦必至に(9/13)(+ o +)
第一チ−ムは佐々木が体調不調のため欠席したが、菊田がインド修行からついに生還、という明るい材料が出始めた。(修行の成果はまだまだのようだけどね)だが、チ−ムは8位で7位とのゲ−ム差が2、入れ替え戦が確定的となった。
第二チ−ムは通算6勝6敗だが、チ−ム成績が拮抗していて10位、ここも入れ替え戦になりそうだという感じ。第三チ−ムもト−タル5−7でぱっとせず。

社団戦(第二チ−ム)
(10月)
- ■ 障害者将棋大会:椋木さん二度目の優勝! (10/4) \^o^/
第11回を数える本大会、主催社のリコ−としては手話サークルから宮澤さんはじめ4名と谷川さん、西田さん、晶ちゃんがお手伝いに。
椋木さんは一年ぶり、二度めの優勝を飾った。
決勝は早指しでぶっとばして(15分切れ負けだから当り前か)相手を圧倒、堂々の勝利でした。
- ■ 職団戦、S級3度目の優勝!(10/11) \^o^/
今回のS級メンバは瀬良、菊田、野山、谷川、山田。予選1局めでいきなり毎コミに2−3負け。
こりゃあまずいと寒気がしたが、山田を副将に抜擢してのメンバ−編成に賭けた作戦が成功してあっという間に決勝へ。
相手は前述の毎コミだったが今度は4―1と雪辱、リコ−としては3度目の優勝となった。(S級3度目の優勝はアルゴリズム研究所が過去達成している)

職団戦(S級)
その夜は勝利の美酒に酔いしれ、二次会では山田から大三元あがったんだもんね(個人的なことはどうでもいいっつうの!)
- ■ NO Time将棋、収録(10/17)(^o^)
スカイパ−フェクTV(CS放送)主催の企画「NO TIME将棋」にリコ−将棋部が参加することになった。
対戦は5秒将棋とペア将棋。収録場所は今回はリコ−新横浜事業所の1階ロビ−にて。
司会進行は将棋ファンの渡辺徹さんと女流棋士の横山澄恵さん。
今回は企業チ−ムの対戦ということで、富士通さん(出澤浩樹さん、伊藤康晴さん)と。
リコ−側は谷川、菊田の黄金コンビ(数年前ならそうだろうけどねえ・・・ちょっと・・・うじうじ)

瞑想にふける修行者・・・じゃなくてスカパ−TV
- 司会者
- 「リコ−ていうのはどんな会社ですか」
- インド帰りの超人
- 「いや−、とても楽しくて、いや、その−、将棋部も合宿なんかで大変楽しくってですね−、まあ・・・」
- 司会者
- 「まとめると、まあ、とっても楽しい会社ということですね・・・」(~o~;;)
リコ−チ−ム応援も大勢(男女たくさん)かけつけ、楽しい雰囲気の中終了。11/19に放映された。
勝敗結果?は、まあそんな小さなことはどうでもいいやね、楽しんだんだからね――。
- ■ 社団戦:リコ−第一チ−ムは9位に終わる(10/25) (*_*)
社団戦最終日を終了し、一部リ−グ優勝はプロセス、2位はリスボン、わがリコ−第一チ−ムは9位、かろうじて一部に残留という結果。
第二チ−ムはまずまずの成績だったはずなのに陥落。これは運が悪かった。
第三チ−ムはなんとか残留(実は最後尾クラスなので落ちようがないいんだけど・・・いや、失礼)ということでぱっとせずの結果。
特に第一チ−ムは最終日は2局、勝っても負けても入れ替え戦だったのだが、2局とも負けでト−タル3−8。
これではS級優勝の名がすたる・・・同じ企業チ−ムのプロセスが優勝しているのに、この結果はなんとも歯がゆいものです。
チ−ムの中からは「いつも人数集めにさえ苦労するような状態では、出場することの意義はなんなんだ」との意見も一部あり、士気の低下が心配。フォ−ラム上でもメンバ強化が必要だとか、組みかたを変えるべきだとか、辛抱だ、とか熱い議論が飛び交った。
だけどまあ、とりあえず残留したことだし、また挑戦してみましょうか。今度はベストメンバ−がそろって勝ちまくれますように!
- ■ みのり賞:文化・スポ−ツ部門:今年はなし (*_*)
本文なし・・・まあ、来年には椋木さんの優勝とS級優勝がありますけど・・・
来年はがんばろうね皆さん!
- ■ 晶の上達日記、最終回に (ToT)
近代将棋誌に連載していた、西川さんの「晶の上達日記」が12月号(10/25発売)にて最終回となった。
連載期間は約1年半。どうもお疲れ様でした。上達の成果はまた通天閣で見せてもらうよね!
(11月)
- ■ 朝日アマ名人戦:田尻さん、菊田さんが代表に(11/1(九州)23(南関東)) (^○^)
アマ名人になった田尻さんが朝日アマ南九州地区大会でも優勝、代表となった。
また、南関東地区では菊田さんがひさびさの代表に。以前は(リコ−入社の一年前)全国大会決勝で天野高志氏にふっとばされたゆうちゃんだが、今回の目標は当然田尻との決勝だよね。
これで田尻・菊田いずれかが朝日をとればアマ将棋界初のアマ竜王・アマ名人・朝日アマ名人の三大タイトル制覇となる。
特に菊田は社会人になってから全国優勝のないのがリコ−の先輩方(おじさん連中)には不満だからがんばってよね。(超人には不可能なわざではない!)
全国大会は99.3/21、22に東京・ホテル浦島にて。応援よろしく!
- ■全日本選抜選手権、山田洋次3位入賞! (11/15)(^○^)
最近のアマ棋戦上位入賞者32人が選抜されて優勝100万円を争うこの大会、職団戦S級優勝メンバからひとりという選考基準だったが、リコ−としては若手の山田洋次を登板することになった。(ちょっと他のメンバ−はロ−トル領域なので・・・まあ、これで良かったけどね)
1回戦から鈴木純一、中村知義、細川大市郎と強豪を連覇したヨ−ジだが、準決勝では藤本壮太郎氏に痛い逆転負け。惜しかったけど3位とは立派な成績でした。
ところで、いくらもらったの?なに、15万円?先輩方にごちそうして・・・え?もう競馬で使い込んじゃった!?ばっかやろ――!・・・・・・まあ、いいや、次は100万円を期待することにしよう。
(12月)
- ■ 冬合宿、盛大に開催(12/5,6) (^O^)
今年はやや趣向を変えて箱根・花月園にて。プロのタイトル戦が行われたほどの豪華な場所。
なぜか突然合宿委員になっちゃった晶ちゃんが段取りからがんばってくれました。
いつもどおり屋敷師範、林女流、中倉女流などをお招きし、42人が参加。女性は7名。
A級では菊田が幼なじみの(?)屋敷師範を新戦法・インド中飛車(居玉のまま中央から飛車と銀でがりがり攻める)で快勝し、優勝。見事修行の成果を見せてくれました。
- ■ 「リコ−将棋部の強さの秘密」?DIME社が取材 (^O^)
広報部を通じて、DIME社よりリコ−将棋部に取材の依頼があり、対応した。
取材内容は「リコ−将棋部の強さの秘密」ということで、活動内容・戦績・リコ−入社や将棋部入部のきっかけなど。
青山にて谷川さん・西田さん・菊田さん・西川さんらが12月9日に対応し、来年1月中旬発売の号に掲載される。
- ■今年度の行事予定
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- ■前回までの将棋部ニュース
- ・将棋部ニュース 98年8月号
- ・将棋部ニュース 97年12月号
- ・将棋部ニュース 97年8月号
- ・将棋部ニュース 96年号
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