イベント・レポート

第02回リコー団体対抗戦「1.5軍の逆襲」【VS 川合将棋研究会

日時:2002年8月24日(土)

場所:お好み焼き「駒」

リポータ:高橋 定光 e-mail : sadamitsu_takahashi@tokyo.ricoh.co.jp


【第02回 開催!】

 自分でもよくやるなぁと思いつつ、開催しました第02回目「1.5軍の逆襲!」。8月24日の土曜日(曇り)、場所は前回と同じ、上記にある「お好み焼き屋」。前回食べ損ねたもんじゃを食べるため、じゃなかった、気兼ねなく場所を提供してくれるという好意に甘えての開催となった。

 さあて今回のお客さん、じゃなかった、対戦相手は「川合将棋研究会」。チームの紹介にもあるように、元々は大学の枠を超えて、「より強くなろう」を合言葉に、とても熱心な学生さんが集まって出来た研究会だそうだ。近年は自然と学生OBも増え、社団戦や団体GC戦も今年度より初出場しているあたり、そのバイタリティーは益々盛んになっているところ。その熱意と行動力には、ホント恐れ入ります。へへ〜。我々も見習わないとね。というリコーの紹介はこちら。今回の対抗戦、正直リコーはかなり分が悪そう。

 という事で、対戦前にとっとと言い訳しておこう。リコー側、主力メンバーの2人も欠けちゃ、さすがにダメだよね。(汗)

【大会前】

 集合のPM12:30に、両チームとも一斉に集まる。どちらも関東のチームなので、何となくだが見たことのある人ばかり。しかし他の人もそうだが、実際には対戦したこともなければ、名前さえうろ覚えの人も多いのでは? なので対戦前に一言、自分の名前を名乗るという形式を、今大会は取っている。この効果と評判はいかが?

 最初に主催者としての簡単な挨拶。実を言うと、これが一番イヤなんだよね(^^;;)。もしいれば、好きな人と代わって欲しいところ。今回の参加者の中で、もし学生さんでかつリコー将棋部に興味ある方がいたら、将来について是非語り合いましょう(^^;;)、と一番言いたかった言葉で締め、次にルール説明。前回と同じ、1日3局でチームの成績を競う。持ち時間は20分で、切れたら30秒の秒読み。

 他大会とちと趣が違うのは、公式戦ではないので、メンバー表交換の時にチーム同士による「ちょっとした談合」があること。これは同じ対戦を避ける意味もあり、また希望の対戦を組ませるというお遊び的な要素も含んでいる。結構これが面白い。監督の特権をフルに行使出来る、唯一の瞬間である(^^)。しかし基本的には勝った者は上位に(大〜3将)、負けた者は下位に(5〜7将)、というスタンスはあるが。

【メンバー紹介】

 ここで簡単に、名前だけだが、メンバーのご紹介。

《川合将棋研究会》
 1.川合 仁
 2.塩津 一男
 3.岡安 怜士
 4.川上 岳男
 5.野中 卓
 6.榎本 直俊
 7.松井 卓哉
 8.信沢 英明
 9.舟田 裕介
 10.山口 和人

《リコー1.5軍》
 1.桑山 尚司
 2.坂下 裕水
 3.高橋 定光
 4.名田 満
 5.平田 聡
 6.牧野 正紀
 7.宮田 暁

そして、対局は開始された。

【1回戦 4−3で勝利】

 大将振りゴマの結果、リコー奇数先手。相手チームの8番目の人は、店長(アマ四段)と指してもらうことに。結果は以下に。

     【リコー】    【川合将棋研究会】
先:大 将  牧野 正紀 ○ − ● 野中 卓
後:副 将  桑山 尚司 ● − ○ 川上 岳男
先:三 将  坂下 裕水 ○ − ● 岡安 玲士
後:四 将  宮田 暁   ● − ○ 川合 仁
先:五 将  名田 満   ● − ○ 塩津 一男
後:六 将  高橋 定光 ○ − ● 信沢 英明
先:七 将  平田 聡   ○ − ● 松井 卓哉

   おまけ 「駒」店長 ○ − ● 山口 和人

 辛うじての勝利!v(^^)v

 もしかしてこれはいけるのでは、という予感がした。実を言うと大敗さえも覚悟していたので、4勝というのはツキの良さを感じる。特に平田の健闘が光った。本人曰く、社団戦と合宿では全然勝てなかったそう。でも「負けている時が強くなっている時」なのだから、あまり気にすることはないと思うよ。

【2回戦 2−5で敗北】

 気分良くして、リコー偶数先手で2局目が始まった。一気にカタをつけまっせ〜、と意気込み十分だったのだが・・・。

     【リコー】    【川合将棋研究会】
後:大 将  牧野 正紀 ● − ○ 川上 岳男
先:副 将  坂下 裕水 ● − ○ 川合 仁
後:三 将  高橋 定光 ● − ○ 塩津 一男
先:四 将  平田 聡   ● − ○ 野中 卓
後:五 将  桑山 尚司 ○ − ● 山口 和人
先:六 将  宮田 暁   ○ − ● 舟田 裕介
後:七 将  名田 満   ● − ○ 榎本 直俊

 あちゃ〜、上位陣総崩れ(>_<)。

 これで早くもリコー側の全勝者が消えてもうた。しかし相手は3人もいる(川合さん・塩津さん・川上さん)。リコーの面目を保つ意味でも、3局目は全勝者を潰しつつ、かつ勝たなくてはならない状況になった。

【秘密にならない秘密兵器?】

 ここで丁度良いタイミングで、遠く蒲田将棋クラブより、我がメンバー太田が乱入。サービス精神が豊かなのか?、特にこちらから聞いてもいないのに、勝手にしゃべりまくるのはいつものこと。この日、鈴木貴幸氏(学生名人⇒ジュポン化粧品勤務)に負けたとかで、さらにヒートアップ。益々、場は賑やかに? ここでリコーは、相手チームの全勝者のストッパーとして、この太田に賭けることにした。

 メンバー表交換の際に、相手は名指しで「ある人」の対戦を希望して来た。もちろんこれには監督として受けて立つ。が、こちらも「ある組合せ」によってその条件を突き返した。「ちょっとした談合」の瞬間である。こうしてすんなり2組の対決が実現。それが大将の牧野−川合戦と、三将の太田−川上戦。

【3回戦 3−4で敗北】

 最後はリコー奇数先手。結果的に、自分は全て後手番になってしまった。団体戦って、結構後手番を引くんだよね。何でだろ?

     【リコー】    【川合将棋研究会】
先:大 将  牧野 正紀 ○ − ● 川合 仁
後:副 将  桑山 尚司 ● − ○ 塩津 一男
先:三 将  太田 博朗 ● − ○ 川上 岳男
後:四 将  宮田 暁   ● − ○ 岡安 玲士
先:五 将  坂下 裕水 ○ − ● 信沢 英明
後:六 将  高橋 定光 ● − ○ 松井 卓哉
先:七 将  名田 満   ○ − ● 山口 和人

    予 備  平田 聡   ○ − ● 舟田 裕介

 って、ダメじゃん(>_<)。

 これでチーム1−2となり、負けが決定。また、くしくも自分の成績とチーム成績が同じになってしまった。もしかして今回の敗因は、自分? 反省。

 今回は全勝が2名も出た。しかし我がチームではなくて、相手の川上さんと塩津さん。お見事です。ぱちぱちぱち。

【打上げ】

 大会後、その場で個々に打上げ。でも川合研究会の皆さん、強引に押しとどめてしまったようで、どうもすみません。でも味はなかなかだったでしょ? 今回も店長の粋なはからいで、鉄板焼きをサービスして頂きました。でも皿を見ると、向こうのチームの方がなんか豪華。牛肉(上!)があったもんね。しかしこれは勝利チームへのご褒美ということで。勝負の世界は厳しいもんです。

 後に将棋倶楽部24の駒落ちサークルのオフ会がここで行なわれた。リコーとして特に交流は持たなかったが、そのため将棋で店は貸切となった。中には盤駒を堂々と広げ、対局する人も出て来る始末。他のお客を寄せ付けないこの景観、この雰囲気。もしかして、異常?(^^;;)

 最後に川合将棋研究会の皆さん、どうもありがとうございました。記念撮影をすっかり忘れてしまい、全メンバーではありませんが、最後に写真を掲載させて頂きます。そしていつか、リターンマッチをお受け頂くことを・・・。


【川合将棋研究会の(一部の)皆さん】

※写真(オリジナル)はこちらにあります。


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