東大将棋部による

第8回 全日本選手権・東大選手紹介


立脇 敬一(たてわき けんいち)

 タバコと日本酒を好み、一目おっさんである。
 一時期は卒業も危ぶまれていたが、4年になってスパートをかけ、なぜか大学院進学まで決めてしまった。
 将棋の方も、最近は「老衰著しい」と言われていたが、王座戦で大 将に抜擢されて7ー2と活躍、信用を取り戻したようである。
 居飛車党で、数年前の形を好む。ただし、王座戦の対早稲田戦では 四間飛車を指していた。


堀井 淳之(ほりい あつゆき)

 2回降年し、今年進学しないと退学のピンチだったが、どうやら乗 り切ったようである。
 昨年秋には10Kgの減量に成功し、人並の体型となった。さらに、 王座戦には髪を染めて現れるなど、イメージが変わったと評判である。
 今年度は主将(2年目)に加え全日本学生将棋連盟委員長という重 職につき、無難につとめあげた。その分、将棋はやや精彩を欠いた感 もある。
 居飛車、振飛車何でも指す。


東野 徹男(ひがしの てつお)

 自分に対しても他人に対しても厳しい人間であり、その風貌と態度 から「関東三恐」の一人として恐れられている。ちなみに次期主将。
 将棋の粘り強さと詰めの力には定評があり、「入玉マニア」「寄せ マニア」などと呼ばれることもある。
 団体戦では通算で9割近い勝率を誇り、昨年は学生名人戦ベスト8、 朝日アマ東京代表と個人戦でも活躍した。
 矢倉・居飛穴党。


久保本 晃夫(くぼもと あきお)

 入部当初は非常に傲慢であると言われていたが、最近はかなり丸く なった。ただし、その分発言がバカになったような気もする。
 昨年は関東以外では東日本個人・団体、王座戦全勝と鬼のように強 かったが、関東ではあまりパッとしなかった。
 居飛車党であり、基本的に雁木と左美濃を好む。


杉原 徹(すぎはら とおる)

 中学生と言っても通りそうな外見であり、自分の容姿と将棋に対す るプライドが高い。王座戦では五将にされて非常に不満そうであった。
 他地区の若手強豪と仲が良く、全国大会などではグループを組んで 行動していることが多い。
 入学以来学生大会ではコンスタントに上位に進出しているが、タイ トルには手が届いていない。
 居飛車党で、猛烈な攻め将棋である。


山本 真人(やまもと まさと)

 常にマイペースであり、はたから見ると変な行動が多いが、彼に言 わせればすべて「普通」である。
 数学科に所属し、週に二日しか大学に来ないなどというぬるんだ生 活を送っているが、「普通」に大学院進学を決めた。
 なお、部内では激減した麻雀好きの生き残りであり、三人麻雀をこ よなく愛する。
 将棋は連勝連敗タイプだが、4年になってからは下位将としてそれ なりに安定した成績は残している。ただし、王座戦の成績はやや不満か。
 四間飛車党だが、最近は矢倉も勉強しているらしい。


坂本 真一(さかもと しんいち)

 傲慢な発言には定評がある。勝った将棋は全て「終始優勢で圧勝」 であり、「負けるとうざい男」部内ナンバー1の呼び声も高い。その わりには寄せが遅く、勝つ時は大抵最後の方まで残っている。
 また、彼も容姿と将棋に対するプライドが高いようであり、鏡を見 ている時間の長さでも部内で1、2を争うと言われている。
 山本と同じく、下位で手厚く勝つことを期待されているが、王座戦 ではやや不満な成績であった。
 将棋は、中飛車や相振りといった、相手があまり研究していなさそ うな戦形を好む。


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