イベント・レポート

ライエル・グリンベルゲン結婚式二次会

〜〜〜ぬくもりのマドンナ〜〜〜

年月日:1999年5月22日(土) 19時〜

場所:渋谷区恵比寿「EAST GALLERY 2F」

リポータ:西田 文太郎 e-mail : nishida@cs.ricoh.co.jp
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【待ち時間】

 恵比寿駅は、見違えるように、きれいになり、渋谷寄りの改札口付近も昔の面影はない。それでも明治通りに出て、ビルを見て歩くと、目指す会場はすぐに見つかった。1階では他の結婚式がお開きになったところのようで、浮かれた人たちがうろうろしている。花嫁さんはオレンジ色のドレスを着た瓜実顔の美人だ。

 時計は丁度7時になるところだ。オレンジのドレスに後ろ髪を引かれながら、2階に上がると、見知らぬ大勢の人たちの中に、吉中さんと菊田さんを発見した。しゃれた女性のいる受付で、会費を出してビンゴカードと、二人の挨拶状カードをもらう。

 椅子に座ると、ウエイトレスが麦茶を持ってきてくれた。また、クラッカーを配られた。定刻を10分ほど過ぎても主役は現れない。ビデオカメラを持った大きな外人がメッセージを入れてくれという。「ハーイ、ライエル、今度の対局の時は緩めてね」などと、言ってみる。

 司会が気を利かし、電総研の松原さんの音頭で、ビールでプレ乾杯をして飲み食いがリリースされた。ホタテの刺身、ローストビーフ、ゆでロブスターとサラダ菜、蒸し焼きチキン、マッシュルームのスパゲテイ…などなどおいしい。そこへ、やっと主役が到着したようだ。

 

【乾杯】

 結婚披露宴に出ていた谷川さんと、藤原君もやってきた。しかし藤原君はすぐに帰るという。明日はアマ名人戦の岩手県予選があるという。優しいどなたかは「出ても出なくても同じ」といったそうだが、宝くじでも買わないことには当たらない。藤原君は「宝くじより確率が高い」といっていたが、大きな勘違いではないだろうか。(笑い)

 宝くじは運だけで計算できるのに、将棋は運だけじゃないのだから。でも確率が高いと信じることも大切だ。がんばれ!

 谷川さんは先日も西川さんの式に出たばかりで、大変だろうなあと、余計な心配をしてしまう。何かしていないと落ち着かない人だから、まあいいかも。

 司会は、スコットランドの民族衣装ハイランドウエアをまとったイアン・フランクと緑のパーテイドレスのあでやかな小島幸子さんのコンビで、英語と日本語が飛び交っている。谷川さんの音頭で、今度はちゃんとシャンパンで乾杯だ。クラッカーがパンパンなる。私も遅ればせながら、パンとならす。

 写真を撮りにいって帰ってきたら、一口しか飲んでいないシャンパンは、もうあとかたもなくなっていた。ないとなるとよけいおいしかったような気がする。仕方がないので、ワインを取ってくる。うーん、いける。

 新郎のライエルは、スーツ姿ですっきりしている。新婦の田島裕子さんは、チャーミングな笑顔がすてきだ。胸の空いたドレスで、ややふくよかに美しい。母性のマドンナという感じ。

 

【ゲーム】

 やがてゲームが始まった。司会者が質問をする。新婦が紙に答えを書く。新郎の答えと新婦の答えが一致すれば○である。問題が出されて、新婦が紙に答えを書いているうちに、○と思う人は、○のコーナーへ行く。×と思う人は×のコーナーへ。そこで、ライエルがおもむろに質問に答える。

 第一問は「プロポーズの言葉は」だった。さすがにこれは、○に行く人が多い。正解は「僕と結婚してください」だった。

 第二問、「子供は何人ほしい」…・これも当たるだろう。答えは「二人」。ここまでは順調に来たが、だんだん怪しくなってくる。

 「新郎のどこが気に入ったか」は、ライエルが「マッサージ」奥様は「心」

 「新婦のどこが気に入ったか」は、ライエルが「気配り」奥様は「マッサージ」

 

 そのあとも、「どちらが主導権をとるか」「車の運転はどちらが安全か」「直してほしいところ」などと続く。結局、私は7問しか当たらなかったが、トップは10問くらい当てていたようだ。

 周りを見るとさすがにガリバーの国の新郎だけあって、大きな人が沢山いる。女性も背が高い。ライエルならずとも、日本の女性に心惹かれるかも…

 

【ビンゴ】

 次はビンゴゲームだ。新婦は、研究所の秘書とのことだが、その前任の秘書という尾島さんに、お話を伺いながらビンゴカードに穴をあけていく。ライエルと新婦は3年くらいのおつきあいだという。とても仲がいいとうらやましそう。

 私のビンゴカードは無駄に穴が沢山空いていく。尾島さんは穴の数は少ないが、あっという間にビンゴとなり、賞品を貰っている。

 菊田さんも吉中さんもはずれたようだ。何故か谷川さんは、しっかり賞品をもらっている。

 

【松原さん】

 将棋世界に「コンピュータ将棋入門」を連載している松原仁さんは谷川さんの1年後輩だという。コンピュータがどんな考え方をしているのかわかりやすく説明しているので、ファンには有り難い。6月号では、トピック的に取り上げた、コンピュータ将棋選手権の模様が、わかりやすく、面白かった。

 頭は、いかにも脳味噌が沢山はいっているかのように大きい。声も案外大きい。とても気さくで、お話ができて嬉しかった。

 これからも連載を続けてほしいものだ。

 

【奥様に】

 前に、ライエルを合宿に誘ったとき「実は。その次の週にもサッカーが入っているので彼女が何というか…」とためらっていることがあった。ふふふ、優しいなあ、ライエル。そういえば、最後に、あちこちで写真を撮っているとき、ライエルが奥様の肩を抱いて嬉しそうに笑っていた。あの笑顔にライエルの、そして奥様の愛が爆発していた。

 ライエルにとって、遙か故郷を離れての日本での暮らし、我々は将棋を通じてしかライエルを励ますことができない。どうか裕子さん、将棋のイベントには気持ちよく送りだしてくださいね。できればご一緒に参加してください。

 

 ライエルさん、裕子さん、おめでとうございます。ずっとずっといつまでもお幸せに。

 素敵な二次会でした。イワンさん、小島さん、北村さんほかスタッフの皆様有り難うございました。

 

(完:記99年5月31日)

 

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